『少しずつ動きだすのおはなし』
世の中が動き出すと履物も動き出す
ご商売でも活躍する履物
挿げ職人の小林です。
先日、以前よりご贔屓いただいております某旅館さまからお客様用の下駄をご注文いただきました。
旧来よりご贔屓頂いている飲食店さまや宿泊施設さまなどからご注文を頂くと、少しずつ世の中が動き出しているのだな、と実感します。
はきものも、旅の癒しのその一つ?
ところで、温泉旅館などに行き下駄を履くと、普段履いていない方でも何となくホッとしたりしませんか?その歩き響く音、木材独特の感触、そういったものに触れるのも旅の癒やしの一つかも知れません。
日本伝統の文化を伝え、感じる旅
ちなみに、こちらの旅館さまでは、全てのお客様向けでは無いのですが、多くの宿泊施設でみられる背の低い右近下駄やサンダルのような下駄ではなく、この白木の駒下駄を以前よりご採用頂いております。
ホームページを拝見すると、日本伝統の建物の設えにも大変こだわりを持たれている事が伺いしれますので、そういった一環として白木の駒下駄の美しさに触れてもらうという思いがあるのでしょうか?
私たちも、一度お伺いしてその空間を体感してみたいところです。
職人ならではの おまけの話
余談ですが、旅館の下駄、色々な方が履く事もあり、結構鼻緒がゆるゆるなものが多いですよね。
普段、自分でビシッと調整した履物を履いているので、いつもの心づもりで履いてしまい、鬼太郎よろしく派手に下駄をすっ飛ばしてしまう事がしばしば…これも職業病の一つでしょうかね
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