スタイル

粋軽-IKIGARU-雪駄

これまでの軽装雪駄は…

「軽装雪駄」「軽装履き」と呼ばれる履物は、お手頃な価格と気軽さから、和装だけでなくサンダル代わりの普段履きとして、お仕事用として、幅広く愛用されてきました。
材質は主にビニールや合成皮革。底裏はウレタン・スポンジ・ゴム・牛革などが使われており、お値段は素材によって異なります。

年々コスパが悪くなってきた軽装雪駄

従来の軽装雪駄は修理がきかない履物です
いわば「履き捨て」。
それでも以前は履き捨てにしても惜しくないようなお値段でしたので、夏のビーチサンダル感覚で履いていただいておりました。
ところが近年、各種材料の値上げや職人の減少に伴い、どんどん価格が上がってしまい、「履き捨てですから」と言って販売するのは、私共としては非常に心苦しいものでした。
また、SDGsが必須となっている現代において、使い捨て・履き捨ては時代に逆行していると言わざるを得ません。

履き捨てじゃないんです

そんな思いを込めて、辻屋本店では「修理可能な軽装雪駄」を開発しました。
名付けて『粋軽-IKIGARU-雪駄(いきがるせった)』

寿命が長い

いわゆる本格的な雪駄を長く履き続けるには底裏の革まで擦り減る前に踵を交換することが大事。しかし、従来の軽装雪駄はそれができませんでした。

なぜなら、従来の軽装雪駄は製造段階で底に踵革を留める釘を内側で折り曲げてから天面と貼っているので、そもそも古くなった踵革を取り外せませんでした。

アスファルトの道を歩くと思っている以上に踵革は減りますが、軽装雪駄は踵革が減ったらおしまい。
『粋軽-IKIGARU-雪駄』には使用する部材の見直しや構造のテストを行い、交換できる仕様で踵(かかと)革を付けています。
本格雪駄と同じように踵が減ったら新しいものに交換することができ、長持ちします

最初から痛くない、再調整もできる

軽装雪駄は製造段階で、天面の素材に鼻緒を挿げてから底裏を貼りつける構造のため、接着されてしまった底蓋を開けることは難しく、鼻緒の調整紐も短く切られていたり接着剤で固まっていたり…で鼻緒の調整は難しいことが多いです。
履き始め、鼻緒がきつい場合には多少無理に引っ張り伸ばして緩めるだけで、微妙な調整はできません。逆に鼻緒が緩い場合や、履きづらくて疲れるようになっても、詰めたり再調整は不可能でした。

『粋軽-IKIGARU-雪駄』はお客さまの足に合わせて当店の職人が鼻緒を挿げる構造ですので、最初から痛くならず快適です。もちろん、履き馴染んで緩くなった場合も再調整ができます

好きな鼻緒を選べる

鼻緒の挿げ替えができない軽装雪駄は通常、それほど鼻緒の種類が多くないのですが、『粋軽-IKIGARU-雪駄』はお客さまにお好みの鼻緒を選んでいただき、挿げることができます。
辻屋本店では常時、数百種類の鼻緒を用意しておりますので<オリジナルの一足>を作れます。

丈夫な底裏

本格的な雪駄の底裏は象皮(ぞうひ)と呼ばれる硬い牛革に、鋲を打った踵が付いているのが基本。
歩くときチャラチャラという独特の音が特徴で、雪駄好きにはその音が必須という人も少なくありません。
『粋軽-IKIGARU-雪駄』は本格仕様の雪駄と同じ、硬い牛革にテクター(三角形の鋲)を打った踵が基本。見た目や音、耐久性は抜群、これまでの軽装雪駄の不満を解消する魅力を兼ね備えています。

普段履きにもコダワリたい!
よくある軽装履きじゃ物足りない、竹皮雪駄じゃもったいない…
そんな貴方に「ちょうどいい雪駄」です。

竹皮を編んだ畳表の本格的雪駄や本革素材の雪駄は、材料や技術・職人が稀少なことからお値段も安くはありません。
雪駄を初めて購入する方、あるいは日常でどんどん雪駄を履きたいという方には、本格的雪駄はちょっと高額過ぎるという声もあります。
『粋軽-IKIGARU-雪駄』は軽装雪駄よりは高級ですが、本格雪駄よりお財布に優しい、ちょうどいい価格
サイズ展開は4サイズ(F・LL・3L・4L)約24.5cm~31.0cmまで対応と、今までサイズが無かった方、サイズがあってもお好みの雪駄を選べなかった方にも、ちょうどいいサイズでお応えしています。
そして、もちろん一足づつ、足に合わせて鼻緒を調整できるから、どんな人にもちょうどいい履き心地。プレゼント、贈答用にもちょうどいい雪駄です!

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