おうち草履、つくりました

辻屋本店 店主の富田里枝です。
コロナ禍でほとんどの商店は多かれ少なかれ大変だと思いますが、みなさんが外出できないのに「履きもの」を売るうちの商売にとっては、かなりキビシイわけです。

そんな状況でも応援して下さるお客さまが「がんばって!」というメッセージとともに電話やインターネットでご注文くださり、スタッフ一同とても励まされ、心の支えになりました。
この場で心より感謝申し上げます!

とはいえ経営を続けるためには、なにか考えなければいけない…。
ある日、挿げ職人の小林が「室内履きってどうですかね」と提案してきました。
以前、竹皮表を編んでいる職人さんから一足譲ってもらって、自宅で2年位履いている室内履きが、とても快適だというのです。
その職人さんは、うちで扱っている男性用の雪駄の表(おもて)をつくっている人で、素材も技も素晴らしいから、それをちょっと贅沢な室内履きにするのは良いかも!

鼻緒はどうしようか…。
肌触りがよくて、浅草らしい柄で、男女ともに使えるのがいいよね。そうだ!「ふじ屋」さんの手ぬぐいを鼻緒にしたら⁈
ということで、辻屋のすぐ近くにある老舗手ぬぐい専門店「ふじ屋」さんに相談したところ、快くご了承くださいました。

鼻緒に仕立てるには、生地からどうやって柄をとるかが結構難しく、デザインはすてきでも鼻緒に向かない場合もあります。
これまで多くの鼻緒をつくってきた私たちが選んだ8種類の手ぬぐい。さっそく鼻緒職人さんに仕立てをお願いしました。

出来上がった鼻緒を竹皮表の職人さんにまわして、いよいよ完成!
想像以上の出来に「これはイケる!」と確信しました。

商品名は小林が考案し「私の時間~me-time」に決定。
今回の手ぬぐい鼻緒シリーズには妹が考えた傳法(DENPO)」と名付けました。

写真も準備し、ウェブサイトにもUP、そして一昨日の夜、SNSでシェアしたところ、1日でなんと20件以上ものご注文をいただきました。

この商品は受注生産で、第1期のご注文締め切りは6月15日、お届けは6月下旬を予定しております。
先ほど「ふじ屋」の女将さんから「残り少ない柄もあるから、気を付けてね~」と言われましたので、柄によっては売り切れの鼻緒も出てくるかもしれません。
ぜひお早めにお申込みください!


[特集]おうち草履「私の時間~me-time~」
https://getaya.jp/feature/me-time-denpo/


関連記事

コメント

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。