『教養としての着物』上杉惠理子著(自由国民社)
着物関連の本はルールや着付け、随筆など多々出版されていますが、こういった切り口は初めてではないかと思います。
まさにビジネスマンが「教養」として知っていると自信が持てる一冊。
「外国人が知りたい日本の文化 着物への質問」は、着物を生業としている人でもすぐに答えられないかもしれない。
「産地と伝統技術」では結城紬、大島紬など実に丁寧に取材されているし、「着て楽しむための知識」には基本のTPOのほか、コーディネートを4つのイメージに分けているのが上杉さん流。
文章がわかりやすいのはもちろん、自分の言葉で語っているので、想いが伝わってきます。それは上杉さんが主宰する和創塾で、これまで何十人もの生徒さん達に生の言葉で伝えてきたからなのでしょう。
「和」に出会える専門店7店のうち、履物店としては数ある中から辻屋本店を選んで紹介してくださったのは、とても光栄です。
6年前になりますが、辻屋本店「和装人インタビュー」にもご登場いただきました。
https://getaya.jp/interview/interview58/
できれば中学・高校の図書室に置いて、若い人たちにも読んで欲しい。
この本を読んだら、日本人に生まれたのに着物を着ないのはもったいないと思うはず!
上杉惠理子
【和装イメージコンサルタント/想いから始めるマーケティング戦略コンサルタント】
公式ホームページ https://kimono-strategy.com/
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