【履物豆知識】履物にも「格」がある? 恥をかかないための履物TPO

和装履物は着物と帯の格に準じます
大きく分けて、フォーマルとカジュアルがあります

【男性】

第一礼装の黒紋付の羽織袴には畳表の雪駄または草履で、白無地の鼻緒と決まっています。

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白竹の畳表+白無地の牛革鼻緒

畳表は編み方や目の詰まり方によってランクがありますが、格には関係ありません。ただし台の色は、礼装用には茶竹表または白竹表で、からす表は向きません。
それ以外のあらたまった場面で羽織袴の準礼装には、畳表の雪駄または草履に、黒か紺の無地や柄が目立ちすぎない鼻緒を合わせます。

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白竹の畳表+正絹ぼかし鼻緒

礼装・準礼装以外では、TPOに応じて草履または雪駄にするか、下駄にするか決めましょう。
季節や着物の種類、値段などは関係ありません。

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牛革エナメル市松草履

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からす表雪駄+鮫革鼻緒

あらたまった場所でなければ、たとえば高価な大島紬や結城紬に下駄を履いてもよいのです。

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鎌倉彫の下駄

ただし美術館や劇場などでは音がする心配のある下駄はNGです。

白木駒下駄

【女性】

金糸銀糸の入った織りの帯地や、金・銀の無地、金彩が入ったデザインの草履はフォーマル用。
結婚式や卒入学式、成人式、祝賀会などの式典で、留袖・訪問着・紋付きの色無地、振袖などに履きます。
台の高さは格には関係ありませんが、着物と帯とのバランスを考えると、ある程度高さがあったほうがフォーマルな装いに似合うことが多いです。

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金彩をあしらったファブリック台+金彩鼻緒

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牛革エナメル台+錦織の鼻緒

フォーマル用のバッグと草履のセットもあります。
必ずしもバッグと草履がお揃いでなければいけないという決まりはありませんが、あまりチグハグでも見栄えが良くないので、セットならば安心かもしれません。

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帯地のバッグ&草履のセット

意外と知られていないのですが、織りの鼻緒を合わせた畳表の重ね草履もフォーマルで、第一礼装にはもっともふさわしい草履といえます。

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南部表の重ね草履+帯地の鼻緒

訪問着・付下げなどセミフォーマルの場合には、白や淡いピンク、クリーム色などの革草履がおすすめです。鼻緒は台と同素材・同色、もしくは組紐や刺繍などが向いています。
最近はフォーマルな場が少なくなったため、卒入学式などでもカジュアルと兼用できる白または淡い色の無地の革草履を履くかたが多くなりました。

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淡い色の3段牛革草履はセミフォーマルからおしゃれ用まで幅広く対応可能

無地のエナメル台に、帯地や名物裂、刺繍などの鼻緒を挿げれば、よりフォーマル度が上がります。

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※ウレタン草履は鼻緒がフォーマルっぽくても礼装には向きません

フォーマル・セミフォーマル以外の小紋、紬などに履くのは、金糸銀糸の入ったデザイン以外の草履、もしくは下駄。
おしゃれ用にはデザイン性のある草履で、コーディネートをランクアップ!

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2色づかいの牛革エナメル草履

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市松柄デザインのファブリック草履

男性同様、草履に比べて下駄はよりカジュアルになるので、履いて行く場所は考えたほうがよいでしょう。
観劇、お食事、街歩きなどのお出掛けには、軽くて履き心地もよく、リーズナブルな下駄もおすすめ!

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糸春雨塗り舟形下駄

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白木後丸下駄

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