日本人は重ねるのが好き?!

四代目店主 富田里枝です。
今年1月からスタートした辻屋本店インターネット番組「ニッポンのポン!」。
第4回目の昨日は漆器をテーマにお届けしました。
ゲストは石川県加賀市の老舗漆器メーカー「北市漆器店」の女将、北市裕子さん。

石川県には漆器の産地が3つあって、「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」「木地の山中」というそうです。
北市さんの山中漆器は、全国の漆器産地の中でももっとも生産量が多いのだとか。
「木地の山中」というだけあって、木目の美しさが特徴。
代表的な技法、拭き漆は木地に透けた生漆を塗っては布で拭き取る作業を何度も繰り返し、木目を生かして仕上げる技法です。

北市さんは、昔ながらの山中漆器だけでなく、電子レンジや食洗器にも対応できる、現代のライフスタイルにも合った近代漆器も展開されています。
中でも女将の裕子さんは、重箱が大好きなのだそうです。

重箱というとお正月のお節料理くらいしか使わないご家庭がほとんどだと思いますが、裕子さんがご紹介してくださったテーブルコーディネートは、とても素敵!
ひとりひとりの小さな重箱は、感染症対策にも向いていますよね。

漆は抗菌作用もあるそうで、昔はお殿様が家紋の入った塗りの重箱にお料理を詰めて行楽などに出かけたということですから、元祖お弁当箱なんですね!
今年のGWもまた感染拡大でお出掛けしづらい状況ですから、自宅のお庭やベランダなどでピクニック気分を味わうのもいいかも。

北市漆器店のオンラインショップはこちら。
「北市漆器店公式ホームページ」

重箱は重ねる箱。好きなだけ重ねられるし、収納も便利。
「重ねる」といえば、草履も段を重ねたデザインは、ちょっと華やかに見えます。
辻屋本店の「五分三枚草履」や「かさね」などは定番でご用意している人気シリーズ。無地の台で程よい高さがあり、お洒落用からセミフォーマルまで季節を問わず幅広く合わせられます。

今回の番組内「ニッポンのはきもの」コーナーでご紹介した「かさね」シリーズは、四分三枚の高さ、約5.5cm。
白・灰桜・鳥の子・薄浅葱鼠・鈍色・石板・藤鼠・白鼠、そして新たに黒が登場!

サイズはS・М・L・LLがございます。
「かさね」シリーズは台を合成皮革にして価格を抑え、鼻緒には高品質の牛革を使用しています。
なぜなら草履は鼻緒から劣化することが多いため、長持ちする牛革を使うことで耐久性を高めているのです。(台も牛革素材がいい!という場合は五分三枚草履をどうぞ)

「かさね」シリーズはこちら

「第4回ニッポンのポン!」はアーカイブでご覧いただけます。
「漆器」重箱って元祖弁当箱なんだ!? 辻屋本店LiveShowニッポンのポン


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