若手歌舞伎役者の自主公演が続く浅草公会堂

このところ、若手の歌舞伎役者さん達が浅草公会堂を選んでくださる舞台が増えています。

昨年6月、中村鶴松さんの自主公演が大成功をおさめ、歌舞伎ファンの間で話題になりました。
その際のブログはこちら https://getaya.jp/blog/20220606/

浅草鶴松会

浅草の有志が集まり鶴松さんを応援する「浅草鶴松会」を結成したのは、老舗の扇子専門店「荒井文扇堂」の当主、荒井修さんが亡くなる前に提案されたのがきっかけ。
十八代中村勘三郎丈と親しかった荒井さんは、勘三郎さんが鶴松さんのことを心配していたのを聞いていたからだそう。
まだ学生だった鶴松さんが努力と経験を重ねて成長し、立派に自主公演をつとめあげた姿に、浅草鶴松会一同、感動に包まれたのでした。

先日、老舗鰻店「川松」さんで「浅草鶴松会」の集まりがありました

今年は成駒屋の三兄弟に始まり…

6月30日から3日間は、中村橋之助、福之助、歌之助の成駒屋三兄弟(父は中村芝翫さん)が初めて企画する自主公演「神谷町小歌舞伎」が浅草公会堂にて開幕しました。
https://narikomaya.jp/jisyukoen.html
5月半ば、三兄弟一番下の歌之助さんがお母さまの三田寛子さんと一緒に、浅草の商店をご挨拶まわりされました。

私は初日にうかがったのですが、客席は若い人たちが多く、「歌舞伎初めてなんだよねー」という声もあちこちから聞こえてきて、いつもの歌舞伎公演とはぜんぜん違う会場の雰囲気でした。
若手役者さん達が自主公演をどんどん企画してくださると、歌舞伎のファン層も広がるかもしれませんね!

8月は尾上右近さん!横尾忠則作のポスターもすごい!

来月には音羽屋の尾上右近さんが8月2日、3日の各日2回、「夏祭浪花鑑」「京鹿子娘道成寺」を上演される予定です。
先日、浅草でPRに回っている際に辻屋本店にもお立ち寄りくださいました。
 尾上右近公式HP https://www.onoeukon.info/


国立劇場で自主公演「研の會」を開いてきた右近さんですが、今回の浅草公演はかなり気合が入っているようす。
公演用のポスター、横尾忠則さん作なんです!これはもうアートです!!
店内の1階から2階へ上がる途中に貼ってありますので、是非見にいらしてください。

チラシもまた、すっごく凝ったデザイン。
けんけん(尾上右近さんの愛称)ファンなら欲しいですよね♪
何部かいただきましたので、ご希望の方はうちのスタッフにお伝えください。

10月にも浅草で某若手歌舞伎俳優の公演があるそうなのですが、まだ非公開。
歌舞伎ファンとしては、江戸時代のようにとまでは言わないですが、この勢いで浅草と歌舞伎のご縁がもっと深まっていくといいなぁと思います。



関連記事

コメント

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。