和装で帽子にチャレンジ♪

四代目店主 富田里枝です。
明治から大正、昭和の戦前まで、日本人の男性はほとんどが帽子をかぶっていました。
軍人や学生も含め「冠帽率」は9割以上だったとか。
そういえば古い日本映画を見ると、和服でも帽子をかぶっている男性が出てきますし、大正期に賑わった浅草六区の古い写真にも、たくさん写っています。

断髪令で帽子が必須に?!

ちょんまげを結っていた頭が、明治4年の断髪令で男子は散髪せよ、ということになります。
想像するに、ちょんまげを切ると月代の部分に髪の毛が生えてくる途中は、なんとなく間抜けだったのかな… ほら、落ち武者みたいに。
自分自身も落ち着かないだろうし、帽子が必須アイテムだったでは。

女性は軍服や学生服を着ることがなく、職業に就く率も低かったし、帽子を被る理由がなかったから、しばらく和服と日本髪が続いたのでしょうか。

今でも帽子をお洒落アイテムとして着物に合わせている男性は少なくありません。今日も下駄をあつらえてくださったこちらのお客さま、とってもかっこよかったです!

着物+帽子スタイルにチャレンジ!

先日、西浅草のあたりを散策していたら、帽子屋さんをみつけました。
素敵な帽子がたくさんあって、わりとリーズナブル。
「そうだ、着物に帽子、チャレンジしてみよう」と思いついたのです。
さっそく着物スタイリストの山口さくらさんにお付き合いいただきました。

さくらさんは私の著書『浅草でそろう江戸着物』にリサイクル着物店「福服」の店長として登場していますが、現在はフリーでスタイリングや着付けのお仕事をされています。

カジュアル着物の自由な着こなしにファンも多いさくらさん。
着物+帽子がこれほど似合う人はなかなかいないのでは…

私も一緒に選んでいただきました!どうでしょう(笑)
2wayで使えるタイプです。

着物って暖かいのですが、頭と足先が寒いんですよね。
足は防寒草履、頭は帽子。
これでほっこり暖か!

「晴レト」
http://www.hareto.com/index.html

山口さくらさんの公式ホームページ「さくら着物style」
オンライン着物店もスタートされたそうです!
https://sakurakimonostyle.wixsite.com/sakuran

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