寅年に、虎のパワーを身に着ける

四代目店主 富田里枝です。

今年は十二支の3番目にあたる寅年。
さらに2022年は、36年に1度の周期で巡ってくる「五黄の寅」の年です。
この年に生まれた人は、生まれながらにしてリーダー気質を持った強運の持ち主なのだそうです。

そもそも十二支は動物を指すものではなく、日付や時刻、方角を表すもの。
「寅」という漢字は、弓矢を両手で引き絞る形を表しています。

とはいえ今は寅=虎のイメージが強いですよね。

ネコ科最大の動物、トラ

【トラ】
分類:食肉目 ネコ科
学名:Panthera tigris
頭胴長:平均で140cm~280cm
体重:90㎏~306kg (亜種による個体差あり)

トラは、現存するネコ科では最大の動物で、かつてはアジアに広く分布していました。
現在の生息域は、中国北部やロシアなどの亜寒帯、インドやベトナム、マレーシア、インドネシアなどの熱帯から亜熱帯に及びます。
しかしながら現在は生息地が狭められ、数も激減しています。

生態は今も多くが謎に包まれています。
熱帯林、背丈の高い草むらなど、見通しの悪い場所に多く生息し、トラの縞模様は茂みなどに身を隠す際、体の輪郭をぼやかす効果があります。

毛皮や壁掛け、絨毯、漢方薬などに使われてきたトラは、絶滅危惧種に指定されていますが密猟が後を絶たないそうです。

(参照:WWF JAPANホームページ)https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3566.html

厄災を振り払うおめでたい柄

中国で百獣の王といえば虎。
古代中国では虎は龍と同格の霊獣とされ、アジア各地に虎舞が伝承されています
日本には渡来ものとして虎の皮が珍重され、位の高い貴族しか身に着けることができず、病気や祟りから身を守る呪物として用いられました。

ことわざや慣用句にも虎は多く登場しますね。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
「虎視眈々」
「虎の威を借る狐」
「虎の子」「虎の巻」「虎になる」

虎図(部分) 円山応挙筆 江戸時代・明和2年(1765)頃

虎の強靭な生命力で厄災を振り払い、家運隆盛を導くといわれ、
魔除けや厄払いの意味もあります。
着物と同じく、和装履物にも縁起の良い意味を持つ絵柄がよく使われます。
虎の絵が描かれた下駄で足元から厄払いし、今年を元気に過ごしたいですね!

[男物]鎌倉彫 右近下駄(L)(LL)<虎>  https://getaya.jp/?p=59971 
私の父。今年、年男です^o^

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