あさくさ和装塾レポート「絹のチカラ!」
四代目店主の富田里枝です。
7/11にオンラインで「リモートあさくさ和装塾」を開催、18名の参加者がリモートで集いました。
中谷比佐子さん(チャコちゃん先生)は編集記者として長年、国内あらゆる地域の染織を取材されてきました。
とくに蚕の研究を40年もすすめておられ、「一般社団法人大日本蚕糸会」より
「蚕糸功績賞」をおくられたそうです。
蚕は繭の中で7日間、外界がどんな悪環境にも関わらず自分の命を守ります。
つまり繭はシェルターの役割。
雨が降ってもすぐに乾く
天敵が来ても臭いを消す
強い日差しでも紫外線を防御する
腐らないように活性酸素を除去する
そういう力を繭は持っている。
よって繭からとる絹糸には速乾性、保湿性、消臭性、UVカット、電磁波の防御、活性酸素の除去など、さまざまな効果効能があります。
チャコちゃん先生は着物はもちろん、下着やシーツまで絹だそうです。
84歳にしてお顔つやつやでとってもお元気。
私も先生の会社で販売している絹の和装下着を使いはじめたので、もうしばらく着てみてから使用感などお届けしますね。
先日、九州大学の研究で、蚕から新型コロナウイルスのワクチン候補となるタンパク質の開発に成功したという研究結果が発表されました。
イベント当日の夜、ちょうどテレビのニュース番組でも紹介されていました。
今後も蚕や絹の持つ力にますます期待が高まります。
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