こどもの日。妖怪に思いを馳せる
挿げ職人の小林です。
GW真っ只中。
今日は、こどもの日ですね。
散歩に出かけると、お父さんの背中を無邪気に一生懸命追いかけてジョギングするお子さんたちの姿が。
微笑ましく、朝から元気をいただきました。
そんな元気をくれるお子さん達。
辻屋本店のコアな常連さんにも、意外とお子さんのお客様が大勢いらっしゃいます。
おじいちゃんおばあちゃんと一緒にいらして下駄を買ってもらったり、なかには自分のお小遣いやお年玉を持って、下駄を買いにきてくれるお子さんも。
何年も通ってくれるお子さんの成長を見ていると、とても感慨深いものがありますね。
お子さんの足の発達にも良い下駄。
やはり、一番人気はこの駒下駄ですかね。
カラコロと音がする下駄は、子ども心にも響くものがあるようです。
お子さんが見知るきっかけとして、やはり大きいのはアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』でしょうか?
辻屋本店で、子ども用に大人下駄と同じ型(幅)でご用意しはじめたのは、お子さんから”鬼太郎みたいな下駄を履きたい”というご要望があったから。
お子さんにカッコイイ”下駄”のイメージを植え付けてくれた、鬼太郎の功績はとても大きいですね。
かく言う僕も、小さい頃、釘付けになったゲゲゲの鬼太郎のアニメ。僕は、アニメから漫画へと逆移入していきました。
水木しげるさんの鬼太郎の漫画…好きだけれどちょっと怖い、脅されるような恐怖ではないけれど、異世界への憧れと怖れが合わさった様な不思議な気持ちで、吸い込まれそうな絵に、話に、夢中になりました。
妖怪。
人の側にいて、人の一面をうつしているような妖怪。
好き勝手に生きている様で、どこか悲哀のある妖怪。
悪さもすれば、無邪気にからかいもする妖怪。
人そのものの様な妖怪。
その存在は、まこと魅力的な隣人です。
最近、この災厄のなかで水木さんの描いた”アマビエ”の絵をみる機会がありました。
そこには、水木さんが描く妖怪への滲み出る愛が溢れていて何だかホッとするとともに、僕も隣人への愛を忘れないように…と思いました。
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