琉球の貴重な文化、紅型(びんがた)
紅型とは沖縄の染物です。
14~15世紀、琉球王朝はインドや東南アジア、中国などと盛んに交易をおこなっていました。紅型は、交易品のインド更紗やジャワ更紗、中国の型染などから取り入れた技法によって誕生したと言われています。
王府の保護を受けて首里を中心に発達した紅型は、琉球王族や士族が礼装や神事の装束として着用していました。
紅型の模様には季節感がない!
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴で、赤、黄、青、緑、紫を基調とした鮮やかな色彩の「紅型」と、藍の濃淡で染め上げる「藍型(あいがた)」に区別されます。
独特の鮮やかな色彩でありながら、文様は大和風というのが伝統的な紅型の特徴です。
モチーフとして動植物、自然の風物、建物など四季の風物が、紅型ではひとつの模様として描かれ、季節感がありません。
日本古来の桜、梅、菖蒲、蝶など友禅や江戸小紋と同じ文様もあり、鶴や亀、松竹梅など吉祥文様もよく使われています。
中国や東南アジアの影響を受けた模様も少なくありません。
参考:琉球びんがた事業協同組合 http://www.ryukyu-bingata.com/bingata/about/
紅型の技法で、独自の世界を紡ぎ出す
今週末6/27(日)はインターネット番組「ニッポンのポン!」は紅型をテーマにお届けします。
ゲストは沖縄在住の紅型作家、縄トモコさん。
鳥取県米子市生まれで、2003年に沖縄へ移住、金城紅型染工房・普天満紅型工房にて紅型を学び、2007年独立を機に自己ブランド「紅型ナワチョウ」を設立。
沖縄県内外でのイベントや個展活動を展開されています。
「紅型ナワチョウ」公式サイトはコチラ
https://bingata-nawachou.com/
昨年、東京・神楽坂で開かれていた「紅型ナワチョウ」の個展にうかがい、着物や帯を拝見しました。
古典的な紅型の色彩より柔らかく、縄さんのふんわりした雰囲気、優しい人柄がにじみ出ている着物や帯。
とてもいいなぁと思い、ぜひ鼻緒をうちで扱わせて欲しいとお願いしました。
今では入荷するとあっという間に売れてしまう大人気ぶり!
辻屋本店のInstagramでも、お問合せがいちばん多い鼻緒なんです。
東京に出張されたときに、辻屋本店にも寄ってくださいました。
御祝いの会に出席されるとのことで、自作の宝尽くしの帯が素敵!
第6回ニッポンのポン!に縄トモコさん登場
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