第十九回 あさくさ和装塾レポート「講談師は究極のラッパーか!?」
2014年「あさくさ和装塾」は日本のエンターテインメントにスポットをあててご紹介しています。
題して『That’s 和ンターテインメント!』
第四弾は「講談師は究極のラッパーか!?」と題して、講談師の宝井駿之介さんをゲストにお迎えしました。
行楽シーズン3連休の初日にもかかわらず、今回も大勢のお客さまがご参加くださいました!
まずは<講談>とは?
そのルーツは江戸より前の戦国時代。
浪人武士が仕事を探すために、諸国を巡り、あちこちの大名を訪ねて
自分の戦歴を語ったのがはじまりといわれますが、
駿之介さんによれば諸説あるようです。
講談のジャンルはさまざま。
「太平記」「太閤記」などの<軍談>。
「赤穂浪士」は<お家騒動>「遠山政談」「水戸黄門」は<おさばきもの>。
「鼠小僧」「石川五右衛門」「清水次郎長」「国定忠治」といった
誰もが知っている有名な物語は、講談がネタなんです。
駿之介さんがお持ちくださった古書。
江戸末期から明治時代にかけて、講談は全盛期を迎え、講談の内容を記載した「講談本」は大変人気があったそうです。
CMをはさんで後半は、宝井駿之介さん本人に迫ってみました!
「10歳になったら金を稼げ」の口癖のお父様からバナナのたたき売りを教え込まれ、2歳から芸能活動を始めたそうです!
7歳で人気テレビ番組「夕やけニャンニャン」の木曜レギュラーに抜擢!
9歳で講談師・田辺一鶴に弟子入りし「チビ鶴」の誕生
…という波乱万丈な人生をご紹介。
そして恒例の「きものははきもの」コーナー。
今回は、秋冬の新作草履をご紹介。
さぁ!いよいよ宝井駿之介さんの講談が始まりました!
この日は駿之介さんの師匠、一鶴さんが講談師になるまでのお話と、
かの有名な「東京オリンピック」を演じてくださいました。
途中、国の名前を次々に挙げながらの握手タイム♪
いやぁ~お見事でした!!
会場は拍手喝采!
初めて講談を聴く方も、満足してくださったようです。
「あさくさ和装塾~That’s 和ンターテインメント」はこれにて終了です。
次のシリーズは来年スタートする予定です。どうぞお楽しみに~!
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