横浜本牧「隣花苑」へ

四代目店主 富田里枝です。
友人から横浜本牧の隣花苑が来月、57年の歴史に幕を閉じるという情報を得て、慌てて行ってまいりました。

三渓園を作った原三渓翁が隣地に足利時代の古民家を移築、子孫がその建物を守りつつ、日本料理店として営業されてきた「隣花苑」。
静かな佇まいと心のこもったお料理の数々、あたたかなおもてなしをしていただきました。

この日いただいたお料理。
グルメブロガーではないので(笑)、食べたものの写真はあまりUPしないのですが、最後だし器も素晴らしいので。
最後から4枚目の写真は三渓麺。汁なしの中華味の麺料理で、茶席で出すので汁がとんでお召物を汚さないように、三渓翁が考案したのだそう。

女将さんは三渓翁のひ孫にあたる西郷槙子さん。
お元気でしたがちょっとお痩せになったようで、いろいろご心労があったのでしょう。
元々、東京オリンピックまでと決めておられたそうですが、閉店後は建物をこのまま保存するという条件で持ち主を探されていたところ、原三渓の直系にあたる方が引き継ぐことに決まったとか。

12年前、女将さんに辻屋本店の「和装人インタビュー」にご協力いただき、その際、御礼に進呈した印傳の草履を、今もご愛用くださっているとのこと。
そのインタビュー記事が、ホームページをリニューアルした際にサーバーもチェンジしたため消えてしまってたのですが、幸い、記事と写真はみつかったので再UPしました。
当時のデジカメ機能が今ほど良くないので、あまり写真がよくないですが、今となっては貴重な記事と思います。

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