浅草流、着物の着こなし

先日浅草ビューホテルで、辻屋本店が所属している商店主の集まり「浅草槐の会」の新年会がありました。
私としてはこれで新年会の打ち止めかな・・・

浅草観光連盟の冨士会長、浅草寺の塩入先生、浅草神社の土師宮司のほか、
新春歌舞伎に出演中の役者さん達をゲストにお招きします。
今年も松也さん、巳之助さん、隼人さん、米吉さん、歌昇さん、新悟さん、橋之助さんと、7人もの役者さんが駆けつけてくださいました。
公演も終盤、皆さん疲れているだろうに、ありがたいことです。

役者さん達のサインをじゃんけん大会で競い合うのが恒例。
今回も大盛り上がり!

私はじゃんけん弱いんですけど、勝ち抜いて米吉さんのサインをいただきました!
辻屋3階下駄屋barの色紙コレクションがまた増えました♪

新春浅草歌舞伎は1980年(昭和55年)に「初春花形歌舞伎」として行われ、
その後は「若手歌舞伎役者の登竜門」として定着しています。
締めのご挨拶で副会長がおっしゃってましたけれど、
始まった頃はお客様が少なくて寂しい公演も結構あったそうです。
今では若手のチャレンジ&活躍を応援してくださるお客様がこんなにもたくさん
いらしてくださり盛り上がっているのは、
これまで代々受け継がれてきた役者さん達の努力と頑張りですね。
地元の私達としても本当に嬉しいことです。

さて、この日の装いは・・・
竹の着物、松の帯、梅の半衿です。


お太鼓にいる<鷹>に合わせて<富士山>の帯留め。
<茄子>が足りないなと思っていたら、写真を見た友人から「帯揚げが茄子色」とご指摘ありました(笑)。


履物は淡い萌葱色の型押し革草履。
このシリーズはシンプルながらもニュアンスがあって爪先がほっそりしているので、足をきれいに見せてくれる効果があります。
細身ですが履きやすいし、たとえばお茶会などで玄関先に並んだ際、間違えにくいので茶人にも人気があります。

1月も半ば過ぎでしたが、新年会なのでおめでたい柄を合わせたコーディネートです。
浅草の女将さん達は着物好きなかたも少なくありませんが、皆さん控えめな装い。
たいてい紬や付下げくらいで、でも実は結城や素晴らしい大島だったり。
新年会だからといって、仰々しい格好して行ったら笑われちゃいます。

一緒に写っているのは老舗蕎麦店「尾張屋」の女将さん。縞の小紋に可愛らしい絞りの帯あわせ。

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