あさくさ和装塾vol.30「大江戸劇場 浅草座の名優たちvol.1」レポート
「あさくさ和装塾2016」では‘その道を究めた個性的、魅力的な浅草人’をテーマにお届けします。
第一弾は、明治13年創業の老舗すき焼き専門店「ちんや」六代目の住吉史彦さん。
まずは、住吉さんに「すき焼きと浅草」というお題でお話していただきました。
浅草寺の門前町として発展した町が、江戸時代には蔵前の札差が大金を持つようになり、新吉原や猿若の芝居町が隆盛を極めます。
明治の文明開化後は、新しい遊興の町として発展、テレビの時代が来るまで、日本一の繁華街としての位置を誇ります。
そんな町の歴史から、浅草に何故すき焼き屋さんが多いのか…という謎を解いていくという、大変面白い内容でした。
前半のお話の後は、辻屋本店より<きものははきもの>コーナー。
夏のお履物、パナマや麻素材の草履・雪駄のご紹介をさせていただきました。
そして後半は「和牛のおいしさ」について。
和牛はなんといってもその香りが良いこと。
そして油の溶ける融点が低いことが、おいしさの理由というお話。
西会館での講座はいったん終了、いよいよ「ちんや」さんでの懇親会です。
講座で勉強した和牛のお味はまさにとろけるよう!
浅草にすき焼き屋さんは何軒かありますが、「ちんや」さんの割り下はちょっと甘めが特徴です。
参加者の皆さまは、専門店のすき焼きは初めてという方も多く、
ご馳走感たっぷりのすき焼きに大満足!
住吉さんの‘おもしろさ’もじゅうぶん伝わったと思います^^
次回は7月2日(土)、「駒形どぜう」六代目、渡辺孝之さんにご登壇いただき、下町の味、どぜうを味わう予定です。
4月14日に発生した熊本地震に、少しでも役立ちたいということで、
辻屋では義援金BOXを設置することにいたしました。
この日も参加者の皆さまからの大切な義援金をお預かりしました。
集まったお金は、熊本県知事宛に送らせていただきます。
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