あさくさ和装塾2016「大江戸劇場 浅草座の名優たち」
「あさくさ和装塾」は、浅草の粋な和の遊び心を知ってもらいたい、そして和装で浅草の街を楽しんでいただきたい、そんな気持ちで2010年にスタートしました。
今年のシリーズは「大江戸劇場 浅草座の名優たち」。
浅草は、その道を究めた個性的で魅力的な人物に事欠かない町です。中でも選りすぐりの浅草人をゲストに迎え、家業や町のこと、その他いろいろなお話をお聞きします。
あさくさ和装塾 2016 [vol.30] 『大江戸劇場 浅草座の名優たち』第一弾
※定員に達しましたので、キャンセル待ちとさせていただきます。
次回7月4日(土)の予約も承っております。webmaster@tsujiya.jp までご連絡ください。
「すき焼きと浅草」
ゲスト:「ちんや」六代目 住吉史彦さん
雷門のすぐ近くにあるすき焼き専門店「ちんや」さんは、明治13年創業の老舗です。
店主の住吉さんは辻屋四代目・富田里枝と同い年。
同じ学校に通ったことはありませんが、私が家業を継ぐようになってから、折々で顔を合わせることも増え、住吉さんがパワフルに活躍されているようすを近くで拝見し、刺激を受けています。
住吉さんには、和牛のおいしさ、すき焼きと浅草との関係について、お話していただこうと思います。
新シリーズの第一弾は、ちょっと贅沢に、すき焼きでスタート!
ぜひ奮ってご参加ください♪
「ちんや」さんについて
江戸時代、諸大名や豪商に狆(ちん)などの愛玩動物を納め、獣医も兼ねていたところから「狆屋」と呼ばれていました。
明治13年に料理屋に転じましたが、「ちんや」をそのまま屋号とし、明治36年にすき焼の専門店になりました。
「明治十年に東京府下に牛鍋屋は四百八十八軒あったというが、なかでも浅草は牛鍋銀座だったらしい。伝統は今もつづいていて、米久のほか、今半、松喜などのすき焼き屋が盛業である。そして、米久と正反対の明治のおしゃれ感覚を伝えるのは「ちんや」。 雷門の並びという絶好の位置にありながら、濃口醤油をたっぷり用いた純明治風の甘辛調味にこだわりつづけている。 すき焼きは、今も昔も、浅草に尽きる。」
(向笠千恵子氏が月刊「百味」に連載したエッセイより抜粋)
すき焼きというとご家庭でも召し上がる‘ご馳走’ですが、専門店でいただくのはまた格別。
「ちんや」さんは香りの良い黒毛の雌牛のみを使用。
産地ではなく、肉質で見極められた牛肉を厳選しています。
料理評論家の服部幸應氏が「The Cuisine Press」で執筆されている「世界に伝えたい日本の老舗」で「ちんや」さんを紹介されています。
http://r-tsushin.com/special/Japanese_shinise_chinya.html
文明開化の雰囲気たっぷりの店内で、老舗の味を心ゆくまで楽しんでください。
すき焼き「ちんや」
http://www.chinya.co.jp/
◎平成28年4月17日(日)
浅草西会館に集合(受付14:30~)
15:30~ <ちんや>六代目 住吉史彦さんの講座「すき焼きと浅草」
◎場 所
浅草西町会事務所 台東区浅草1-16-8
銀座線、都営浅草線、東武線の浅草駅からの道順~アーケードの新仲見世商店街をROX方向へ進み、浅草公会堂のあるオレンジ通りへ出たら、おかきの中村屋さんの角を曲がり、たぬき通りへ。一つ目の路地(呉服ほてい屋さんの角)を左へ曲がって左側。
すき焼き「ちんや」
台東区浅草1丁目3−4
電話:03-3841-0010
◎参加費
講座:1,000円(辻屋会員は0円…会員手続きは無料)
懇親会:10,000円(すき焼きコース+飲み放題)
※懇親会では辻屋本店<イベント券>はご利用になれません
◎募集人数
20名
お問い合せ・お申込みは下駄屋.jp 富田里枝まで webmaster@tsujiya.jp
★住吉史彦さんが著書を上梓されました。
『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
晶文社 定価:本体1600円+税
http://www.shobunsha.co.jp/?p=3801
江戸趣味小玩具の「助六」五代目 木村吉隆さん、洋食の「ヨシカミ」二代目 熊澤永行さんなど、浅草の老舗店の店主に住吉さんが「老舗はどのように生まれるのか?」「浅草にこだわり、浅草に居続けるのはなぜか?」など浅草ならではの「商人論」をインタビューしています。
恥ずかしながら重鎮の皆さまに交じって私・富田里枝も登場しております。
対談場所はそれぞれオーセンティックバー。浅草のバー案内としてもおもしろいですよ。
<シリーズ今後の予定>
10月(日程は未定) 「柘製作所」代表 柘恭三郎さん
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