第2回「勝手にべらぼう研究会」開催しました!

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』ファンミーティング

3月に開催した第1回目は「江戸のファッション談義・きもの編」として、登場人物の着物に注目しました。
『べらぼう』の基本的な登場人物は、蔦重はじめ庶民なので木綿の着物ですが、廓の中にいる吉原の忘八たちは、けっこう目立つ着物を着ている。
担当の衣裳デザイナー・伊藤佐智子さんのこだわりにも、みんなで感心しました♪
ゲストにお呼びした呉服店「はんなり」社長の中瀬さんは、武家の人々はやはり高価な着物だし、とりわけ鳥山検校がいちばん高そうな着物を着ていますねーとおっしゃってました。

第2回目のテーマは「江戸のファッション談義・髪型編」

まずは「べらぼう研」の顧問である浮世絵・江戸文化研究者の森山暁子さんに、当時の時代背景からお話しいただきました。

いくつかの浮世絵で、水茶屋の娘さんがアイドル的人気だったとか、山谷の八百善という料亭があったこと(辻屋本店仮店舗の近くです!)、花川戸助六がヒーローになったことなど(まさにここ花川戸!)。

そしていよいよ今回のテーマ、登場人物の髪型に注目。
浅草の老舗かつら・かんざし店「コマチヘア」社長の岩崎孝俊さんに、専門家ならではの解説をしていただきながら、ドラマを振り返りました。

ちょんまげ、武士はさかやきが狭くてぴたっとしている。
いっぽうで、庶民はさかやきが広めで鬢(びん)はふっくら。
医者などは、さかやき剃らなかったり…源内先生がそうでしたね。
ちょんまげの流行も時代によっていろいろだったみたい。

女性、とくに花魁の髪型はとっても豪華!かんざしも見るからに高価そう。
それぞれ、かんざしも巻き方もいろいろ。
遊女たちが寛いでいる時の髪型や、禿(かむろ)達の髪型も可愛らしい!

綾瀬はるかさん演じる語りは九郎助稲荷の姿で登場しましたが、この時の髪型はてっぺんにピョン!と髪が出ていて、これは浮世絵にも描かれている!発見した森山先生、さすが!

岩崎社長にも、かなりマニアックな髪型の解説をしていただきました。
これほど髪型について語り合うイベントって、なかなか珍しいと思います^^

今回も会場は満席。
梅雨入りしたばかりの雨降りで、かなり蒸し暑い中、ご参加くださった皆さまには本当に感謝です。

「きものははきもの」コーナーは、正惠さんより「胡麻竹張りの下駄」をご紹介。
固い竹を桐台の天面に張るのは、かなり難しい技術。
でもヒンヤリ冷たい感触は、蒸し暑い日本の夏にぴったりです。

今回もまた、ご遠方など会場に来られない方がオンラインで参加してくださいました。
楽しんでいただけたでしょうか!

というわけで第2回目も約1時間半、皆さんと『べらぼう』を勝手に研究いたしました。
会場とオンラインのハイブリッドで同時に楽しめるセッティング、ディレクションは今回もトミタプロデュース。お疲れさまでした!
終了後は希望者で懇親会へ。会場から近い洋食屋「いいま」さんにて盛り上がりました。

第3回目「べらぼう研」は未定・・・9月頃かな?!

次回は日程も内容も未定。
9月頃に開催できたらいいなーと考えております。
決まったらこちらのブログやSNS、メールマガジン等でお知らせしますのでお楽しみに~(^^♪

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