第1回「勝手にべらぼう研究会」開催しました!
NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』ファンミーティング
『べらぼう』の衣裳デザインは、ファッションクリエイターの伊藤早智子さん。
映画、演劇、広告などで一枚の布から始まる多様な表現を提案されています。
数々の映画やドラマ、コンサートの舞台を手掛け、また東京2020パラリンピックの開会式衣裳ディレクターも務めたそうです。
江戸時代の中期には以前から興味があって、端切れや文献を集められていたそうで、そんな伊藤さんが手掛けている、『べらぼう』登場人物の衣裳は見どころが盛りだくさん!
第一回目のテーマは「江戸のファッション談義・きもの編」
まずは「べらぼう研」の顧問である浮世絵・江戸文化研究者の森山暁子さんに、当時の時代背景からお話しいただきました。

そして会場の皆さんと一緒に、ドラマの場面を振り返りながら、登場人物の着物に注目。
今回のゲスト、呉服店「はんなり」社長の中瀬さんに、専門家ならではの解説をしていただきました。
身分によって着物の素材が違うこと、着物の柄や製造工程、現在の着物との比較など、興味深いお話をたっぷりお聞きしました。


会場は仮店舗「うりの上」の狭いスペースで限定15名。
キャンセル待ちが何名もいらっしゃいましたが、ほぼキャンセルなしでした。
皆さん熱心で質問も飛び出し、やはり着物ファンにとって『べらぼう』の衣裳は気になるんだな~と感じました。


私たち履物屋にとっては、登場人物の履物も気になるところで、庶民の履く下駄や草履、遊女達の履物についてお話ししました。
遊女達が履いている畳表の重ね草履、今でも作られています。
現在の草履は前と後ろの段差がありカーブが付いていますが、素材は同じ竹皮を編んだもの。
正惠さんから「畳表かさね草履」のご紹介も。

さらに森山先生から、浮世絵に描かれている着物についての解説。
浮世絵ってただ眺めているだけでも楽しいですが、細かい部分も説明してもらえると、さらに理解が深まりますね!


オンライン参加の皆さまも楽しんでいただけたと思います!
顔出しOKのお2人、着物でご参加ありがとうございます♬

最後に、中瀬社長がこの日お召しになっていた羽織を見せてくださいました。
農村で作業着として着られていた古着を羽織に仕立てたそうですよ!
羽織裏には、車のエンブレムを描いた友禅。さっすが~!!
これには「忘八」もびっくりですね^o^

第2回目「べらぼう研」は<江戸のファッション談義・髪型編>
次回は6/14(土)18時~の予定です。
ゲストには浅草の老舗かつら店「コマチヘア」の岩崎社長をお迎えします。
ぜひご参加ください!
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