お子さま下駄も
職人が一つ一つお誂え

挿げ職人の小林です。

お子さまの下駄をお買い上げ頂きました。
「鬼太郎の下駄がほしいっ!」とお越し頂いた小さなお客様
お子さまサイズでもきちんと歯のある駒下駄に、鬼太郎よろしく朱赤の鼻緒を挿(す)げまして…

可愛らしいですね。

辻屋本店では、基本的にお子さまの下駄も一足一足、足を見てから調整しながら鼻緒を挿げてお作りします。
時間にしては、ほんの15分程度ですが、その都度鼻緒を挿げるのが効率が良いかと問われれば、職人が常駐していなければならず、確かに手間も時間もかかる事。

それでも、私たちがこういった形をとっているのは、小さなお客様にも下駄や草履、雪駄の本当の履き心地を是非最初から知ってほしいから。
そして、こういった私たちが大切にしている日本の履物の本来の文化を経験して知ってもらい、この先の未来にも是非繋げて欲しいと思っているからです。
もちろん、大人の方にもですが…

正直、昨今のスピードや効率を重視する世の中では理解され難い事も多いです。 ただ、やはり履物は履いて気持ち良いからこその履物、選んで楽しいからの履物。
時間はかかっても、手間はかかっても、一人一人の足と向き合い、心を込めて誂えるという、この文化は伝えていきたいなと思う今日です。

お子さんの下駄もいろいろご用意しております
オンラインショップも是非ご覧ください

下駄屋YouTube

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