浅草好み 下駄・雪駄 夏の男の足元指南!
辻屋本店は大正元年創業より
男物の和装履物に力を入れている専門店です
男の夏着物、浴衣姿をグレードアップさせる
夏の下駄・草履・雪駄の選び方
着物男子の皆さん、夏の足元に困っていませんか?
男性の着物は、女性より色柄が抑えめなので、足元がとても目立ちます!
でも何を選んでいいのかわからない・・・
そこで、辻屋本店が涼し気でファッショナブルな夏の下駄、草履選びについてご案内します!
~~~ 目 次 ~~~
浴衣の着こなしに差をつける夏の下駄
浴衣姿でいちばん大事なのは「涼し気に見える」こと。
あまりごちゃごちゃせず、すっきり爽やかなデザインが好印象。
素足に履くので、肌触りも重要ポイントです。
胡麻竹の下駄/男物
桐下駄の天面(足を乗せる部分)に胡麻竹を貼り込んだ、
夏だけにしか履けない下駄。
足裏にさらっとした感覚で気持ち良いのはもちろん、
素足で履いても足跡が付かず、竹の防臭効果もある優れモノ。
塗り下駄/男物
素足で履いても汚れが付きづらいため、昔は「夏に履くのは塗り下駄」が定番でした。
今では通年で履きますが、涼し気な鼻緒を挿げれれば、夏ならではの一足ができあがり!
彫り下駄/男物
脱いだらオシャレ!が和装履物の魅力のひとつ。
夏のホームパーティーで玄関先にあれば、ひと際目を惹きます!
表付(おもてつき)下駄/男物
桐台の天面に紙布や印伝、竹皮表を張った下駄。
高級感&おしゃれ度UPで、よそゆきの一足に!
夏こそ履きたい男物(メンズ)草履3選
小千谷縮や上布など「薄物」と呼ばれる夏限定の着物は、和装の醍醐味。
夏しか装えない贅沢だからこそ、履物にも気を抜いてはなりません!
他の季節よりも断然、足元に注目が集まります。
籐網代雪駄/男物
昔から籠など日用品に使われている籐素材は、水に強く丈夫です。
素足で履いても、足袋を履いても、足裏のひんやりした感触が心地よい!
籐表雪駄/男物
着物好きにとって垂涎の一足。
籐を雪駄の形に編み上げる技を持つ職人は、もはや大変少なくなり、希少品となりました。
わかる人には「おーっ!さすがだねぇ」と一目置かれること間違いなし。
本パナマ草履/男物
夏の最高級素材、パナマ。
草履用にパナマを編める職人もまた激減しており、年々価格が高騰しています。
「いつかは…」と考える猶予はもうないかも。
鼻緒ずれして痛くならない下駄の選び方
「鼻緒を緩めれば大丈夫」というのは大間違い!
緩すぎるとこすれてしまい、かえって鼻緒ずれの原因に。
足の幅、甲の高さや形、指の長さ…一人ひとり違う足に合わせて鼻緒を挿げることこそ、
履き良く痛くならないための条件です。
つまり下駄は「挿げ職人が常駐する店で選ぶ」のが正解。
辻屋本店は、初代・巳之吉(みのきち)より代々伝えられてきた「挿げの技」で、
どんな足でも痛くならない下駄を‘その場で’15分で仕上げます。
下駄と雪駄、夏着物や浴衣にはどっちがいいの?
夏着物や浴衣に履くのは下駄と雪駄、どちらでもOK!
ただし雪駄は白い鼻緒のフォーマル以外。
上記の籐やパナマなど夏素材ならば、より本格的に。
下駄は素足でも足袋を履いてもよいのですが、盛夏にさらっと浴衣を着た際には、
素足で履いて涼し気に。
着物や浴衣と下駄・小物のコーディネートのコツ
洋服と違って、小物の色を着物や浴衣と統一する必要はありません。
むしろちょっと外したほうがオシャレ。
例えば、紺系の浴衣に合わせる下駄を選ぶ場合、紺地の鼻緒にしなくてもよいのです。
男性の着物は女性よりも色柄が抑えめのデザインが多いので、履物にポイントを置いたコーディネートも素敵です。渋めの着物に、履物で差し色を加えれば、ぐっとオシャレな装いになります。
夏のお仕度は浅草でそろえる!
「浅草って観光地じゃないの!?」
「本格的な和装まわりは、銀座なのでは?」
そう思われるかもしれませんが、浅草は昔から和装の専門店が多い街。
着物、帯、足袋、バッグ、扇子、羽織紐…など専門店が狭い範囲に集まっているので、
浅草へ来ればひと通り必要なものは揃います。
【帯源】角帯、博多帯
台東区浅草1-20-11
tel 03-3844-3497
http://obigen.jp/
【めうがや】足袋
台東区浅草2-27-12
tel 03-3841-6440
https://meugaya.jp/
【荒井文扇堂】扇子
台東区浅草1-20-2
tel 03-3841-0088
http://asakusa.gr.jp/jp/?p=658
【桐生堂】羽織紐、根付紐
台東区浅草1-32-12
tel 03-3847-2680
https://kiryudo.co.jp/asakusa.html
辻屋本店・店主 富田里枝が出版した『浅草でそろう江戸着物』に
浅草の和装関係の専門店を詳しくご紹介しています。
ご購入はコチラより